井上明子 個展「もののたとえ」

| 期間:2006年9月18日(祝)〜09月24日(日)| 入場無料 |
| オープニングパーティー:9月18日 16:00〜(無料)|

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あるものを言葉で説明しようとした時に生じるそのものではない感じや浮ついた違和感のようなもの。同タイトルで内容と場所を変化させながら展開していくツアー形式の展示の1回目。

「日常に潜む非日常な瞬間に惹かれシャッターを切る事が多いように思います。」
そう語る井上明子の写真は、日常のささいな風景を切り取りながらも、どこかフィルターのかかったような、どこか遠くのできごとであるかのような雰囲気を持っている。それは自分とそれ以外のものとの距離だ。
「自分とそれ以外との距離感。それは常に感じていて、どんなに近づいても縮まる事のないものなのです。ですから具体的なものを捉えながらどこか漠然としているのだと思います。」
神奈川県在住の彼女が、福岡から出発し、川口(埼玉)、新川(東京)、そしてまた福岡と、変化しながら展開していくツアー形式の展示の第一回。2月に彼女が福岡に戻ってくるとき、その作品にどのような変化が見られるのか、とても楽しみである。

プロフィール / 1974年 大分生まれ

個展
2004.02 いまわしいなぞらい
2004.10 Sigh
2005.11 それは正しい 正しい
(すべて appel / 経堂)



[self-produce / 自主個展]