fancy chang 個展　- drop into the WHITE -

福岡県大牟田市出身のfancy changは、接客をこよなく愛する女性です。20年近く多くの人にお酒と会話を提供する日々を過ごす反面、写真の中の描画対象者と無言の対話を繰り返し、ひとり創作を続けています。

1,000人を超える女性を描き、細い線画と広い余白、唇や爪など象徴的なパーツを染める赤色、衣服や花飾りを彩るファンシーカラーといった現在の作風が生まれていきました。

fancy changの作品に登場する『彼女たち』は、全て実在の女性をモデルとしながら、余白の世界に切り取られた「理想」としての『彼女たち』として存在しています。それは、女性の持つ無意識的な少女への回帰願望と、成熟に対する無言の誇りという、アンビバレンツな要素を映しだす鏡でもあります。

今回の展示では、Instagramにアップされている作品の中から、fancy chang本人がピックアップした『彼女たち』に出逢う場所として、現実に立ち寄ることのできる余白の世界を展開します。

fancy chang
ポートレート・イラストレーター。
Instagram（http://bit.ly/37VAH9N）上で作品を公開。
2019年11月号でAAAの宇野実彩子さんのイラストを手がける。
その他、俳優の元木聖也さんのオリジナルグッズのイラストを担当するなど活動の場を広げている。

Talk＆Liveイベント
‐ 出張 BAR VIVID ‐

1月31日(金)・2月1日(土)
開場 19：00 / 開演 19：30
¥1,000＋1drink

fancy changがオーナー兼ママを務める大牟田のバー「VIVID」を、art space tetraにて出張開業します。
ドリンクを交えてママとしての「接客」を行いながら、自由に『彼女たち』について語っていただきます。
同時に、fancy changがロゴ制作を手掛ける音楽ユニット「ブランコノリ」によるライブを予定しています。
「声」・「水」を担当するcodamaは、描かれた『彼女たち』の一人でもあります。

ブランコノリ プロフィール
寺嫁マーケターcodama(声・水)、臨床心理士ゆうへい(音) と、各種の人々からなる音楽ユニット。
2018年東京で結成後、codamaが福岡に移住。以降、遠隔でのDTM制作を中心に活動し、稀にライブを行う。