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櫻木雅美写真展「彼処」

会期…2008年11月11日(火)〜16日(日)
時間…13:00-20:00

オープニングパーティ…11月11日(火)19時〜 参加費無料

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小さな祠には、小さな二つの道祖神が。
名も無く、いつの時代からそこにあるのかわからない。
傍らには、つわの花が白い綿毛をつけている。

つぶれた珈琲屋の庭先には、緑が午後の光を浴びている。
窓際のその席で、旅人は何を考えていたのだろう?

今は、静かに眠っている、記憶のにおいのする場所。
過去なのか、未来なのか、存在していたのか、虚像なのか。
ファインダー越しに 遠のいていく世界。

携帯電話の電波塔を、一本の飛行機雲がつらぬき、一羽の鳥と交差する。
そうだ、ここは現実。
私はたしかに ここにいるようだ。

櫻木雅美
1972年福岡県生まれ 添田町在住


「わたしのロマンさん」展

渡部裕二、安武聡太、福地英臣

会期…2008年10月28日(火)−11月9日(日)
※11月3日(月)はオープン・翌4日(火)休廊
時間…13:00 - 20:00

トークイベント…11月2日15:00~
クロージングパーティー…11月9日17:00~

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「昔、漫画を生業にしたかった」という"夢"の共有感のみで結成された、北九州在住の渡部裕二、安武聡太、福地英臣3人のユニットによる展覧会。彼らはそれぞれ作家としてのスタンスやキャリア、作品に用いる素材、ビジュアルなど、全く違った特徴を持っていますが、自己表現に精進し献身的に美術に従事しながらマンガと美術の系譜や文脈を追求しています。

会期中はマンガ好きが集うイベントやアーティストトークも開催予定。


ACCORDING TO WHAT 02 - 宇都宮聡写真展

会期…2008年10月7日(火)〜19日(日)
時間…13時〜20時
休館…10月14日(火)
主催…A2Wシリーズ実行委員会

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写真展シリーズ『ACCORDING TO WHAT』では、「見ること」について思考するための足掛かりとして写真だけに焦点を絞り、そのような思考を促す写真を日々撮り続けている写真家を取り上げていく。

「すなわち、わたしたちは何によって何かを見ているのか。
(That we see something according to what.)」
—岡田隆彦
 

宇都宮 聡(Satoshi UTSUNOMIYA)
1985年北九州市生まれ。2006年 専門学校 九州ビジュアルアーツ卒業。2006年個展「いつか記憶からこぼれおちるとしても」(ギャラリー博、福岡)。現在、福岡で活動中。
 

全て表示..."ACCORDING TO WHAT 02 - 宇都宮聡写真展" »


タイラカ vol.1 瀬戸口朗子 個展

会期:2008年9月23日(火)〜10月5日(日)
時間:平日 16:00~21:00 / 土日祝 13:00~21:00
休日:9月29日(月)
料金:入場無料

クロージングパーティ:10月4日(土)19:00〜

ディレクター:小山冴子

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様々なものに対峙しながらも、制作と発表を続ける20代の作家たちの「今」をとどめ記録するための展覧会。
第一回は常に変化し続ける作家・瀬戸口朗子をとりあげる。


札幌から20代の女性作家2人がテトラにやってくるよ。

期間…2008年9月11日(木)〜21日(日)

リサーチ …11日〜14日 
公開制作…15日〜18日 13:00〜20:00
成果発表…19・20・21日 13:00〜20:00

9月21日(日)18:00〜 交流パーティ!!(差し入れ歓迎!)

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〜2008年秋、福岡に北からの風が吹く〜

北の国、北海道札幌から20代の若手女性作家2名が南の国、福岡にやってきます。

北海道へ向かおうとする私に、「”福島より北にアートはない”とよくいわれている」とそう言ったのは誰であったか。
今では様々な美術館がたち、プロジェクトが行われ、アートNPOだってある。
何やら北が盛り上がっている気すらする。
そこにアートがあるのか、ここにアートがあるのか、どこにアートがあるのか、それは正直なところ見えないけれど、何かをしようとしている若い人たちや、制作を続ける作家たちや、なにやら面白スペースは、実はどこにだってあるのだ。

(小山 冴子 / art space tetra, 3150)


今回は札幌にてアートの実験と環境作りを実践する集団として1998年より活動を続ける作家グループ「PRAHAproject」から、メンバー最若手の櫛引敦子と、同じく札幌にて勢力的に活動を続ける作家・澤口紗智子が福岡を訪れ、制作、リサーチ、発表などを行います。


櫛引 敦子
1985年北海道札幌生まれ。
2006年、札幌にてアートの実験と環境作りを実践する集団として1998年より活動を続けるグループ「PRAHAproject」に参加。以降、「漫画救済活動」をテーマにインスタレーションを制作、積極的に展覧会やアートイベントへの参加を行っている。また、札幌在住の作家資料をファイリングし、各地へ届けるプロジェクト「ノースマン」や、福岡から作家を招き展覧会を企画するなど、作品制作だけにとどまらず、札幌の内外を問わず多彩な活動を続けている。今回福岡では作品制作のほかに、県内のアートスペースをめぐり、福岡アートシーンについてのリサーチを行う予定。

澤口紗智子
1983年北海道北見市生まれ。
普段意識せずに過ぎ去ってしまうことのおおい、見つめること、見ること。その中に存在する目には見えない想いや情景、「視線」をテーマに作品制作を続ける。
作品はドローイングやパフォーマンスなど、その場所や展覧会によって形態をかえる。今回はart space tetraでの滞在制作の他に、各地でのパフォーマンスをつないだビデオ作品を制作する予定。



永江 加奈 写真展 「パングリッシュ」

会期…2008年8月19日(火)〜8月24日(日)
時間…13時〜20時
料金…入場無料

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ladyではなく、boyでもない、通称 [ ladyboy ]
性を、人種を、暗い夜をも跨いでゆく、
とびきりの視線に 抱かれて。


※期間中22日(金)は音楽とコラボしたイベントも行われます。
ヒューマンネイチャーLive(19:00〜22:00, ¥1000+1drink order)


鶴岡 宏美 個展 「SPIRALS」

会期…2008年8月12日(火)〜8月17日(日)
時間…13:00〜20:00(最終日は19:00まで)
料金…入場無料

レセプションパーティー…8月16日(土)17:00〜

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スパイラルの集まりがあるかたちになった。
その佇まいはまるで沈黙しているかのようだったが、いつしか連想を始め連想された言葉と共に名付けられる。
時には場違いな感覚を持ちながら存在しようとするスパイラル、渦、粒。
沈黙から連想へ、あるかたちからナラティブなものへ、東京から福岡へ。


鶴岡 宏美
1980 東京都出身
2005 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業

個展:
2008 「弔展 tomurai・」 MOTT gallery,東京

グループ展:
2008.8.20〜8.31 日韓交流展 Moran Gallery,ソウル


生島 国宜 個展 「行列と乞食」

会期…2008年7月29日(火)〜8月10日(日)
時間…13:00〜20:00
休館…8月4日(月)
入場料…1円より

アーティストトーク…8月9日(土)19:00〜(要1ドリンクオーダー)

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生島国宜の今回の展示では、PAUL GAUGUINの代表作『我々は何処から来るのか?何者なのか?何処へ行くのか?』を下敷に、街を行く人々の行列をモチーフとした作品が公開制作される。作品はart space tetraという場所で一から作り出され、観客は徐々に現れてくる作品とそれを作る作家の姿を、見ることになる。作家は自身を絵の売れない絵描きだと言い、絵の売れない絵描きは乞食だと言う。
この展示では入場料が発生する。そして、金額は観客自身に設定してもらう。最低金額は1円から。[行列と乞食]の様を鑑賞し、その満足度と財布の中身を見て決めていただく内容となっている。絵を描く乞食は、この展示で飯を食えるだろうか?展示の後、豪遊できるだろうか?


Gavin Weber 個展

会期…2008年7月11日(金)〜7月27日(日)
時間…13時〜20時
休館…月曜

交流パーティ…2008年7月12日(土)

主催…art space tetra
後援…(財)福岡市文化芸術振興財団 福岡市


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鉄のフレーム、コンクリート、テープなどを用い、まるで重力から解放された有機物のような彫刻作品を制作・発表し続けているアメリカの美術作家C・ギャビン・M・ウェバーによる展覧会。


C. Gavin M. Weber
アメリカ・ノースカロライナ州で活動する彫刻家。素材のテクスチャーと形態が不可思議に融合した作品を発表し続けている。作品発表の傍ら、デビッドソン大学芸術コースで、学生の指導や彫刻素材の研究にも携わり、またアートの国際交流プログラムの経験も多く重ねている。一昨年には、「Force of Nature」展で同大学を訪れたtetra代表安部貴住の制作のアシスタントも務めている。
HP http://www.gavin-weber.com
Blog http://gavin-weber.com/news/


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【関連展覧会】
C. Gavin M. Weber / 安部貴住 “Circulate”

会場…九州産業大学内芸術学部アートギャラリー
会期…2008年7月1日(火)〜7月13日(日)
時間…11時〜17時
休館…月曜

アーティスト・トーク…2008年7月5日(土)
【トークの様子】


山下 夏生・岩永 貴史 展 「Doppelga¨nger」

会期…2008年5月20日(火)〜6月1日(日)
時間…13時〜20時
休館…月曜

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ACCORDING TO WHAT 01 - 戸島 善寛 写真展

会期…2008年5月6日(火)〜5月18日(日)
時間…13時〜20時
休館…月曜

クロージング・パーティー…5月17日(土)18:00〜 参加費500円(ドリンク・軽食)

主催…A2Wシリーズ実行委員会


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本シリーズは、現実を記録した写真を見、そこに写し出されている対象について、既成の概念に捕われないよう思考し、別様な認識の仕方を模索する場として企画された。シリーズ名である「ACCORDING TO WHAT」は、ジャスパー・ジョーンズの作品タイトルであり、そのオマージュとして書かれた美術批評家・詩人の岡田隆彦の同題の詩から名付けられた。その詩の最終行にはこうある。「すなわち、わたしたちは何によって何かを見ているのか。( That we see something according to what. )」。このシリーズでは、即時的に繰り出される修辞や名辞、或いはクリシェに抗うかのような写真を日々撮り続けている若い写真家を取り上げていく。

第一弾である今回は、北九州の写真家・戸島善寛。戸島は、自身のWEBサイト「ASA-HIRU-YORU」にデジタルカメラで撮った膨大な写真をセレクトしアップし続けている。そこに写し出されているのは、ごみ、動物の死体、工場、廃墟、無味乾燥な郊外の風景など、捨てられ、壊れ、忘れられ、見過ごされてきたものらである。彼の写真を見るとき、まず私たちは「見過ごされてきたもの」からの視線に、凝っと耐えなければならない。まったく恐るべきことだが、そのとき写真を見ている私たちは、イメージに、写し出されている対象に試されているのだ。


戸島善寛(Yoshihiro TOSHIMA)
1985年生まれ。福岡県北九州市出身。2008年九州産業大学芸術学部写真学科卒業。2007年にグループ展「今日の写真展」(art space tetra、福岡)に参加。2007年3月より art space tetra にて不定期で行なわれている「台湾ニューシネマ勉強会」の講師。
http://asa-hiru-yoru.net/


福岡乙女カメラ部 第二回写真展  「Cherry」

ayako・tomoe・yoko・koume・ 奏・千冬・マド・azusa・chie・fumipopo・ nanoco・unaco・モモ

会期…4月15日(火)〜20日(日)
時間…13:00〜20:00
入場無料

4月19日(土)19時からレセプションパーティ開催予定です。
どなたでも参加できますのでお気軽にお越し下さい。
もちろん入場無料です。

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「写真がすき」そんな乙女たちが集まって2度目の春。

最初の展示会"Blooming"から一年を経て

皆の想いがまたひとつ実を結びました。


"Cherry"甘く小さなときめきを召し上がれ。


福岡乙女カメラ部 http://otomecamera.net/


山内 光枝 個展  「地層 - places yet to know」

会期…04月03日(木)〜04月13日(日)
時間…13:00〜20:00(最終日は18:00まで)
休廊…月曜
入場無料
 
資材協力・賛同…(株) サンリュウ

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内から染みだしたか、外から貼りついたか。
日々の営みのなかに現れてきた、欲動し蓄積する有機体としての場。
そこにすでにある層を、新たに見いだすような、既存の空間に重なる表現を模索する。
 

山内 光枝(やまうち てるえ)

1982年 福岡県生まれ

2002年 文際アートカレッジ (東京) スタンダードコース修了
2003年 キングストン大学 (英国) ファウンデーションコース修了
2006年 ゴールドスミスカレッジ / ユニバーシティ オブ ロンドン (英国)
ファインアート 学位過程 卒業

個展:
2006年 terue yamauchi 展、The Toilet Gallery、ロンドン
2007年 今という生地(ホーム)、artspace tetra、福岡

グループ展:
2004年 300 shoiw, スタジオ300、ゴールドスミスカレッジ、ロンドン
2003年 Far Call、THE CRYPT、セントパンクラス教会地下聖堂、ロンドン
2004年 ファインアート・ディグリー展、ゴールドスミスカレッジ、ロンドン
2005年 ながさき8・9展、長崎県立美術館、長崎

他:
2006年 講義 / 一日講師 キングストン大学、英国

 
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「地層・places yet to know」展オープニング・パーティーについて

今回、「地層・places yet to know」展におけるパーティーの開催は設定されておりませんでしたが、4月4日(金)8時より作家が在廊いたしますので、皆様お誘い合わせの上お越し下さい。なお、入場には別途ライブ料金が必要となります。


極楽 第四弾  「超」

会期…03月18日(火)〜03月23日(日)
時間…13:00〜2:00
入場無料

企画…熊野文乃
出品作家…鮎川 類、越智 晴江、福崎 未来、横谷 史

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2003年第一回展「Yシャツ展」を皮切りに、熊本・京都・大分など、様々な場所で定期的に発表を続けてきたグループ「極楽」。
4年間のブランクをはさみ、自分たちの出発点・大分での出会いをきっかけに企画された今回4回目4年ぶりの「極楽」は、染色の基礎である「型染め」を技法としてそれぞれの原点にたちかえるための展覧会を行う。

それぞれの原点に立ち戻り、それぞれの抱える「壁」をのり「超」えるための展覧会。



遠山 裕崇 個展
~ テトラ・ラウンジ シリーズ (4)

会期…02月26日(火)〜03月16日(日)
時間…平日 17:00〜21:00 / 土日祝 13:00〜20:00
休廊…月曜、3月1日(土)、3月8日(土)
※3月7日(土)は13:00〜18:00
※3月9日(日)は15:00〜20:00
入場無料

主催…art space tetra

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突発的に企画・開催されるテトラ・ラウンジシリーズの第4弾。今回は、3月14日から上野の森美術館で開催されるVOCA展2008(36人の現代作家 が平面という規定の中で表現する作品展)に参加する福岡の作家・遠山裕崇の個展を開催します。既に発表されている遠山作品をテトラメンバーの独断と偏見でセレクト&展示。ソファでくつろぎ眺めながら、すでに見たことがある作品に違う視点を与えてみたり、部屋に飾ったときのことを想像してみたり、作品を肴に芸術談議に華を咲かせてみたり、遠山絵画に潜む秘密に迫ってみたり。ぜひご来場下さい。

VOCA展2008:http://www.ueno-mori.org/tenji/voca/2008/index.html

※展示作品はオークション方式で最高落札者の方に販売いたします。ふるってご参加ください。なお、最低落札額は未公表とし、最高落札者の方にだけ結果をお伝えする方式を取ります。ご了承ください。


遠山 裕崇 TOHYAMA, Hirotaka

福岡県在住
2003年 九州芸術工科大学 卒業

個展:
2004「Induction」IAF SHOP* / 福岡
2004「Deduction」art space tetra / 福岡
2005「Project for Actual Art #003 / 遠山裕崇」art space tetra / 福岡
2006「IAF現代美術研究会/遠山裕崇」IAF SHOP* / 福岡

グループ展:
2005「Konstellation」modern art bank WALD / 福岡
2006「百点の絵画」ギャラリーアートリエ / 福岡
2006「江上計太と遠山裕崇」北仲WHITE301 山野真悟事務所 / 神奈川
2007「プロセス」ギャラリーアートリエ / 福岡


ニホ ヒロノリ 個展  「リンカクしか無い記憶」
- photo Installation -

会期…2007年2月19日(火)〜24日(日)
時間…13:00〜20:00
入場無料


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その瞬間には、確かに在った。

でも一体、何だったのだろう。


気付けば、輪郭だけが残ってしまった。

邪魔なんだけど、捨て方が分からない。

だから、仕方なく溜め込んでゆく。

時々、気持ち悪くなるけれど、少し綺麗だと思う。


そう、思いたい。


ヒロノリ ニホ http://photrash.xxxxxxxx.jp/


Laura Kavanaugh & Ian Birse 「Instant Places」

公開製作期間…2008年02月04日(月)〜16日(土)
(期間中13時〜20時の間、彼らの仕事を公開します。ただし、彼らが外で作業をしている等の事情により閉館している場合がございますので予めご了承下 さい)
プロジェクトの様子は、テトラスタッフによるミニブログでも毎日レポートしています。

パフォーマンス part 1 /アーティスト・トーク
02月08日(金)

パフォーマンス part 2
02月16日(土)

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パフォーマンス part 1(共演:坂口壱彦)
アーティスト・トーク(司会:岩本史緒)
02月08日(金)
19:00 スタート
1,000円(1ドリンク付)
テトラメンバーでもある即興自作楽器演奏家・坂口壱彦との共演。小型ラジカセ、光センサー、磁石、ハンド・メイドギター等々を用いる坂口の奔放な演奏に、イアンとローラはどう反応するのか。お互いが持ち寄るネタのやりとりに、あなたは失笑!? それとも喝采!? それとも……。演奏後はアーティスト・トークで二人の過去作品を振り返りつつ、今回の滞在制作の意気込みを語る?


パフォーマンス part 2
02月16日(土)
19:00 スタート
1,000円(1ドリンク付)
二週間の滞在でイアンとローラは、アートスペース・テトラという空間とその外で起こった様々なことに何を見出すのか。その場にいることが非常に重要な、ある瞬間にそれまでの状況が大きく転換されるような、限りなく短い時間のフレームワークが歴史や時計によって規定された大きな時間のフレームワークに切り込み、裂け目を生じさせるような…パフォーマンスの間、観客はアーティストと共に、時間が一時的に宙づり状態となった空間に入り込んで行くことになる。


Laura Kavanaugh & Ian Birse
ローラ・カバナフとイアン・バースはカナダ出身のアーティスト。1997年以降、音と映像による即興的な環境構築プロジェクトを開始。主にアナログ/デジタル・サウンドとライブ映像をミックスしたパフォーマンスを行う。1997年から2002年にかけて、カナダやヨーロッパ諸国を旅しながら、ギャラリーやフェスティバルでインスタレーションとパフォーマンスを行い、そこでの経験を元に、2003年以降「インスタント・プレイス(Instant Places)」プロジェクトを開始。MAX / MSP / Jitterでデザインされたシステムを用い、空間を構成する物質や現場での行為がリアルタイムに移行/転換されていくような、ロケーション・スペシフィックな作品を制作している。これまでカナダ国内各地で作品を発表。オーストラリア、イギリス等でもプロジェクトを行っている。
http://www.instantplaces.ca


「+1」

会期…2008年1月22日(火)〜1月27日(日)
時間…13:00〜20:00 
入場無料


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卒業は通過点。写真が好きで集まった8人の学生の、最初で最後のグループ展。


川崎 陽介 個展

会期…2007年11月13日(火)〜11月18日(日)
時間…13:00〜20:00
入場無料

クロージング・パーティー…11月17日(土)19:00〜 無料(持ち込み歓迎)


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<作品コンセプト>
心にすんなり入るようにできるだけなんでもない画面(日常に溢れているフウケイ)でナニかが体のどこかの感覚をこっそりにでも刺激してしまうような絵を描けたらと思っています。例えば、なにげないフウケイの中に潜んでる違和感など。

作品は、アクリルペンキを使ってドロッピングで描いた絵をモチー フとして描いています。ドロッピングで自分の意図しないとこで生まれたたくさんの形の 中で、ひっかかる一部の画面を切り抜いた感覚で再度構築して描いています。


川崎陽介
1982 佐賀県出身
2001 佐賀北高校 芸術コース 卒業

個展:
2007 ギャラリーボヤージュ(東京)

グループ展:
2006 青木繁記念大賞公募展 / My Little spece展8 ギャラリーセレスト(福岡) / 100個の100展 ギャラリー松(東京)

その他:
2007 臨時展示空間6 福岡県立美術館 / 神戸ビエンナーレ サブアートオークション


山川 順子 個展 「うちの住人」

会期…2007年10月16日(火)〜10月28日(日)
時間…13:00〜20:00 入場無料
休廊…月曜日

クロージング・パーティー…10月27日(土)19:00〜 参加費500円


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『美しい、ひと』(2004)、『九人の肖像』(2006)。テトラでは三回目となるこの度の個展では、今春より取りかかっている油絵を展示します。
一貫して「人物」を描き続けている彼女の絵をぜひともご覧下さい。

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 私は絵を描き始めた頃から一貫し人物画を描き続けてきました。そして今日も制作を続けていますので、うちの洋間にはたくさんの絵があります。
 描きかけの絵を壁に掛け、乾いたかな…と次の絵を下ろし筆を加え、また次の絵…よし、この絵はここまで…そして一枚追加…といった具合に作業を続けているので、壁には常にたくさんの絵が掛かっています。オイルや絵の具は常に出しっぱなしなのでいつも油のにおいが充満していて、夏はいいけど冬などは窓を閉めきったりしているので頭がクラクラします。絵の具もなかなか乾きにくいので、作業のあいまについつい腕やお尻に絵の具をつけたまま、居間でご飯を食べて畳を汚してしまったり、洗面台のかどに絵の具がいつの間にかついてたりと、大変です。居候の様な身分なので、いざこの家を出る時、汚れをどうしたらよいものか困ります。(山川)
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山川 順子

1980 宮崎県生まれ、現在福岡市在住。

2001 個體展(グループ展), 現代っ子ミュージアム, 宮崎
2003 山川順子展「美しい、ひと」GALERIE RECOLTE, 福岡
2004 西脇市サムホール公募展 入賞
2004 山川順子展「美しい、ひと」, art space tetra, 福岡
2006 山川順子展「九人の肖像」, art space tetra, 福岡


梢 夏子 個展  「memorade - 記憶は曖昧。甘い味。」 

会期…2007年9月26日(水)〜10月8日(月)
時間…13:00〜20:00(最終日は15:00迄)
作家在廊日…10月6,7,8日(予定)

※10月6日(土)に個展会場にて関連ワークショップあり


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「私の記憶と言うのはとても曖昧です。
幼い頃の記憶は写真を見ても思い出せませんが、それは美しく彩られてしまった偽りの果物の味や匂いに慣れ、本物を味わうときに感じるショックに似ています。」
『MEMORADE(メモラーデ)』とは英語の<memory(記憶)>に接尾語の<-ade>を加えた梢自身による造語であり本来この接尾語は果物の果汁に甘味料を加えた飲料の名詞を作るときに 活用される。
心に残る曖昧な光景の再構築により甘い記憶をとりもどす。福岡では初めてとなる今回の個展では日本古来より使用されている画材「絹本」の透明感を取り入れ、裏打ちせずに見せる不安定な行為の変容のプロセスを空間に持ち込む作品やガラスを用いた空間インスタレーションなどを行う。


梢 夏子
1980年大分県生まれ京都在住。
2003年成安造形短期大学専攻科美術日本画コース卒業。
現在までに京都、大阪、ベルリンで5回の個展を行い、また数々のグループ展に参加。ジュディ・パドニッツ著「空中スキップ」(マガジンハウス刊)の装丁画や京都市交響楽団子供のためのオーケストラ「風の子みつけた」のスライ ド用挿絵を担当。
http://www17.ocn.ne.jp/~cozupy/


【関連イベント】
「Spend your world 手ぬぐいを染めてみよう」 ワークショップ(要予約)

期日…10月6日(土)
時間…15:00-17:00
定員…15名
参加費…500円(材料代) 
お問い合せ… info@as-tetra.info / 電話 092-262-6560

※持ってきて頂くもの…カッター(できれば一枚切りペンタイプカッ ター)、タオル、エプロン、好きな色の絵の具(アクリル系)

梢夏子が型染め用に作ったの型と自分で作った形や色を使って、ステンシルの要領でオリジナル手ぬぐいを作りましょう。

ワークショップ後、17時頃よりクロージングパーティーを行 います。
入場無料

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“Metallic Syndrome” by Work Camp Project

会期…8月28日(火)〜9月6日(木)
※ご好評につき、会期延長致しました!!
時間…平日 18:00〜22:00 / 土日 13:00〜20:00
入場無料

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Work Camp Projectとは、シルクスクリーン初心者である二人が技術の上達を図り、自らほぼ強制に近いかたちで展覧会日程を組み、それほど興味もないテーマに 沿って作品を作れるだけ作ろう、という「うだうだ言ってばかりでなにもしようとしない野郎」のための強制プロジェクトです。今回テーマにしたのは、二人 があまり触れたことのない「ヘビメタ」。テーマ決定後、二人は昼夜を問わず図書館やWikipediaでプチ勉強し、肝心の音楽を聴いてないことに気付 いてレンタル屋に走り、物知りさんに尋ねた「ヘビメタ」のあまりにも深い世界に戦いて後ずさり、結局「ヘビメタ」の表面だけさらって深入りしないでおこ うとは、二人の間では言わずもがな。そんなWork Camp Projectが解釈した「ヘビメタ」がどんなシルクスクリーン作品になるのか。乞うご期待。

Work Camp Project:花田裕輔、尾中俊介


【関連イベント】
「なぜこの(その)(あの)ミュージックは鋼鉄と呼ばれるのか?」
期日…2007年9月2日(日) 
時間…20:00  
入場無料
パンクやノイズはアートと相性が良いのに、なぜ「ヘビメタ」はことごとく無視されるのかを考察するミニレクチャー、特殊ヘビメタ入門ガイドあるいはアート関係者によるヘビメタに関するレポート。

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Sarawut Chutiwongpeti: recent works

会期…2007年7月31日(火)〜8月5日(日)
時間…平日 17時〜21時 / 土日 13時〜20時
入場無料

主催/企画…collaborative art network in-between http://www.in-between.info/
助成…国際交流基金、よかトピア記念国際財団


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サラウ・チャティウォングペティ
1970年、タイ(バンコク)生まれ。1996年チュラロンコン大学芸術学部卒業後、北米とヨーロッパを中心に、多くのアーティスト・イン・レジデンス に参加。1999年から2000年にかけてカナダでレジデンスを行ったのをきっかけに映像作品の制作をはじめ、以降「Untitled: Wishes, Lies, and Dreams」のシリーズを開始。滞在先の自然環境やそこで知り合った人々の姿が静寂なモノトーンの画面の中でゆっくりとクローズアップされては抽象的な光の中にとけ込み、ストイックながらも幻想的な世界を構成する。また近年は滞在先の人々とのランダムな出会いをきっかけに、そうした人々が見せる一瞬の表情や行為に焦点をあてたドキュメンタリー的な作品も手がける。
現在福岡にて約3ヶ月の滞在制作を行っており、今回は最近滞在制作を終えたばかりの北欧での作品を中心にサラウの作品世界を紹介する展示となる。福岡で の滞在制作の成果展は10月末に行われる予定。



日野 陽太朗 個展
~ テトラ・ラウンジ シリーズ (1)

会期…05月12日(土)〜06月03日(日)
時間…17:00〜21:00
入場無料

主催…art space tetra

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「お高くとまっていて入りにくいよね〜」と評判のテトラが、心を入れ替え、御来場者オリエンテッドな新シリーズを開始します。
名づけて「テトラ・ラウンジ シリーズ」!第1回は北九州在住のペインター、日野陽太朗の旧作を中心としたミニ回顧展(未発表作もあり)。
そして今回のテーマは、

「(え)を見て(絵)を見ず」
今回、テトラでは展示スペースに椅子を配し、2003年から2006年まで日野の作品のエッセンスを御来場の方にゆっくりと感じていただきたいと思っています。「見たことあるから、いいや」と仰らず、もう一度ゆっくり見てみてください。前に見えなかった発見があるかもしれません。

「絵を見て値段をつける」
また、展示作品はオークション方式で、展示終了後最高落札者の方に販売いたします。ふるってご参加ください。なお、最低額は未公表とし、最高落札者の方にだけ結果をお伝えする方式を取ります。悪しからず。


日野陽太朗
1976年北九州市生まれ。大学在学中の1996年ごろから平面の制作を始め、現在まで6回の個展を行い、また数々のグループ展に参加。アカデミー等の教育に依らないselft-taughtのアーティストで、独特なアングルで切り取られた童話の世界を思わせるようなものや、版画のように、単純な線と色が自然のフォルムを別様に浮かび上がらせるもの(『森を見て木を見ず』)など、いくつかの異なった作風で、ある種の「風景画」に取り組んでいる。今春、ベルリンに滞在し、また新たな創作に向けての意欲を得て帰国。


「スタイル:ストリートの法則」

会期…2007年3月21日(祝)〜30日(金)
時間…13:00〜19:00
休廊…3月26日(月)
入場無料

主催/企画…collaborative art network in-between http://www.in-between.info/
問い合わせ…岩本 fumiwo.iwamoto@in-between.info

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ここ数年ストリートとアートの境界を行き来するような、挑発的かつ挑戦的なプロジェクトを行っている北九州ベースのストリート・アーティスト、BABU とニューヨーク出身のペインター、ザック・シーガーの共同展示。様々な物理的制約を受けつつも、既存のアートを取り巻く歴史性等からは自由な領域で、一 つの確立した形式を作り上げてきたストリート・アート。今回は、ストリートならではな表現のあり方、また状況を反映する形で随時発展していくその形式に ついて考えると共に、それをギャラリー空間に持ち込むことで生じるストリートとアートの葛藤/ズレや些細な融合の体験を共有することを目指します。

BABU 北九州出身のストリート・アーティスト。ここ数年はギャラリーでの活動も積極的に行っている。作品制作の手法だけでなく、そのプロセスにおい て発揮される身体的な動き、機転、空間との関係性の作り方といった部分まで含めて、ストリート・アートの形式を体現する作家である。

ザック・シーガー ストリート・アートの流れに影響を受けながらも、伝統的な美術教育の中で技術を磨いてきたアメリカ人ペインター/彫刻家。ニューヨー ク州北部の現代美術スペースSpool Mfg(www.spoolmfg.org)メンバー。

*本企画は当初ザック・シーガーが来福し、BABUと共に公開制作を行う予定でしたが、シーガーの事情により来福が不可能となったため、作品の共同展示と いう形に変更となります。(in-between)

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秋吉 亮佑 個展  「Potentia」

会期…2007年3月6日(火)〜3月11日(日)
時間…13:00〜20:00

※3月10日(土)に個展会場にて関連ライブイベントあり

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秋吉亮佑による映像インスタレーションを中心とした個展。
何もしないでいることができることについての作品”Potentia”と、何もしないでいることができないことについての作品“こえとことばのあいだ”、ほか数点を展示予定。

“Potentia”は、日本のどこにでもあるいろいろな場所で、同じ人物が何もせずにじっと椅子に座り続けている様子を記録した映像によるインスタレーション。

“こえとことばのあいだ”は、意志することと意志がまったくないこととの落差として聞こえてくる寝言を、ひとり言と会話の落差として聞こえてくる電話の声に接続させる映像作品。


秋吉亮佑
1977年福岡県生まれ、岐阜県在住。
3月19日より25日まで、東京MOTT Galleryにてグループ展に参加予定。



【関連ライブイベント】
The Breadboarad Band!!!
原田克彦 + 斉田一樹 + 大石彰誠 + 赤松正行

期日…3月10日(土)
開場…19:30
開演…20:00
料金…1,500円(1ドリンク付き)

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電子回路を自由に組み立てるためのブレッドボードを用いたライブパフォーマンス。電子部品を目で見える形で提示し、回路を直接手で触れて組み替えながら、根源的な最小限の要素によって音楽・映像表現を行います。ラップトップミュージックとは、ひと味変わった”見た目”と”電子音”をお楽しみください。

The Breadboarad Band!!!  www.breadboardband.org


花田 朋子・櫻木雅 美 写真展  「幻想第四次」

会期…2007年2月20日(火)〜25日(日)
時間…13:00〜20:00

スライドショー&トーク…20日(火)20時〜 ※参加費無料
クロージングパーティー…24日(土)18時〜 ※参加費無料

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花田朋子と櫻木雅美の二人による写真展。
宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」のイメージをそれぞれがカラーとモノクロームで表現した作品を展示。

花田は、光のみでイメージを構成していく。
ストーリーから溢れ出る光の感覚。
鋭い閃光、柔らかな光の粒、光の足跡。
強い光を見た後、目を閉じるとしばらく残像が残る。
そんな作品になっている。

櫻木は、モノクロームで「夢の中の意識」を表現。
現実と幻想を行き来する意識の曖昧と無秩序を夜の風景の中に探し出す。
夜の黒に浮かぶ様々な灯りに、魂の存在を重ね合わせていく。

同じ物語の表紙を開いた二人の表現者が迷い込んだ、不思議な夜。


「キョウノシャシンテン」

会期…2007年02月06日(火)〜18日(日)
時間…13:00〜20:00 
休廊…2月13日(火)
入場無料

クロージングパーティー…17日(土)18:00〜 ※参加費500円(軽食・ドリンク付)


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九州産業大学の在学生4人による写真展。
何者でもない4人が少しでも何かをつかむために4着4様の写真を展示します。
心臓ドキドキ、汗ダラダラ、体フニャニャ、恋の告白をするような状態であなたをお待ちしております。

大成 牧子
そばにカメラがあったから。
「何か今いいなぁ」と思った時に写真を撮って、
それは幸せな場面でした。
そこには「ぐうたらな友達思い」という、
どうしようもない風がゆったりと吹いています。

ニホ ヒロノリ  「Negative.」http://www.k4.dion.ne.jp/~negative/
身の周りに溢れかえっている、「色」。
それも生々しくて作り物のような色を、
コンパクトデジカメで切り取っています。
奥ゆかしさとかは無い、・・・でも「何となく」気になる。
そんな写真を心がけています。

Yoshihiro Toshima   「asa-hiru-yoru」http://asa-hiru-yoru.net/
多い日では1日に500枚の写真を撮るフォトジャンキー。
普段、生活していて、出会うはずのない風景や、
見落としてしまっているような物を撮影し、
一つの場所に、まとめて展示をします。
街という名の宇宙の一片をご覧ください。

山口 マナブ
人間好きの人見知りである私ですが、
写真というフィルターを通すことによって、
ほんの少しだけ人に近づくことができました。
するとそこには、無農薬野菜のように自由で、
飾らないおいしい人々の姿がありました。


山内 光枝 個展  「今という生地(ホーム)」

会期…2007年1月30日(火)〜2月4日(日)
時間…13:00〜20:00

オープニングパーティー…1月30日(火)参加無料
※軽食・ドリンク有り。声楽家・斉藤洵(東京藝大音楽学部在籍)によるヴォイス・サウンドパフォーマンスを予定。


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山内光枝は、2006年11月に帰国するまでの4年間、ロンドンにおいて作家活動を行ってきた。
彼女は、映像を中心に平面・立体作品を空間内で展開させ、視覚だけではなく、精神的・身体的な反応を引き起こすことで、観客一人一人に空間内での全体的な体験を誘発させる作品を制作し続けている。
今回は、日本における初めての作品発表であり、地元である福岡での初個展となる。

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『今という生地(ホーム)』 山内 光枝

生きるという営みを“旅”するという行為そのものと据え、さらに“家族”や“ホーム/家”という概念、意識について様々な角度からアプローチしている。
すべてのものが、変動し、旅を続けている。
一見静止してみえるものでさえも、決して同じ場所にとどまってはいない。そしてうまれつづける幾千の物語は、つながりあい、重なりあいながら、その大きな流れの果てに、「いま」という瞬間(とき)を、地を、生みだしている。
ここに時間的、視覚的、そして行為的に様々なアクセスポイントを提示することにより、体験としての意識の振れ幅を引き起こし、訪れる人々それぞれの内で、また新たな物語が生まれ、共有されることを静かに待っている。

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山内 光枝/やまうち てるえ
福岡県在住
福岡/ロンドンにて活動
1982年1月31日 福岡県出まれ

学歴:
2002年 文際アートカレッジ スタンダードコース 修了
2003年 キングストン大学(UK) ファウンデーションコース 修了
2006年 ゴールドスミス大学/ユニバーシティ オブ ロンドン(UK) ファインアート科 (学位過程) 卒業

個展:
2006年 TERUE YAMAUCHI exhibition, The Toilet Gallery, London, UK

グループ展:
2004年 300 show, studio 300, Goldsmiths College / University of London, UK
2005年 Far Call, THE CRYPT, St.Pancras Church, London, UK
2006年 BA Fine Art Degree Show, Goldsmiths College / University of London, UK

経歴:
2006年 Artist Talk, The Toilet Gallery, London, UK 2006年 Lecture / Teaching for Foundation Studies, Kingston University, UK

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梅田 哲也 個展  「静かぬ」

会期…2006年12月17日(日)〜2007年01月14日(日)
時間…13:00〜20:00
休廊…月曜 ※1月8日(月、祝)は営業、翌9日(火)は休廊
※12月31日〜1月3日は休廊
入場無料

アーティスト…梅田 哲也
キュレーター…遠藤 水城
主催…art space tetra

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梅田 哲也
梅田哲也はクラブイベントや多目的スペースにおいて、何らかの「音」を発生させる装置を発表してきました。気圧差や熱、風、重力など、様々な現象によって紡ぎ出される彼の「音」はパフォーマンス=演奏という行為によるものもあればサウンド・インスタレーションという形をとることもあります。作品は常に空間と密接に関係しており、他の場所では再現不可能なものです。彼は2005-2006年、大阪アーツ・アポリアのレジデンス・アーティストとして活動。最近はロンドンのスレードリサーチセンターにおいて作品を発表したり、「るさんちまん」のサポートとしてケルンでの作品制作に参加、企画者として大阪・日本橋を舞台とした展覧会「テクノポリタン・ミュージアム」を開催するなど、その活動の幅を急速に拡げています。また、大友良英ら実験的な音楽家たちからも賞賛され、セッションやコラボレーションも多数行っています。今回、art space tetraでは、音楽/美術の垣根を越えて活動する彼の個展を開催致します。「音」を「聴く」ことの根源へと向かう彼のラディカルな試みを是非会場にてご体験下さい。
http://siranami.m78.com/


「プレビュー&ライブ」

期日…2006年12月15日(金)
開演…19:00
料金…1,000円(1ドリンク付)

作品のプレビューと梅田哲也によるライブ・パフォーマンス、パーティーを開催。


Ross Paul Taylor 個展

会期…2006年11月28日(火)〜12月10日(日)
時間…13:00〜20:00
休館…月曜
入場無料

オープニングパーティー…28日19:00より。会費1,000円1ドリンク付き

主催…art space tetra
後援…Arts Council England


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本展は「ランドスケープ・アーティスト」を自称するニューカッスル在住のアーティスト、ロス・ポール・テイラーによる最近作の展覧会です。テイラーは自然の中にある「空間」とその「比率」を理解する際に生じる諸問題を提示するために物質的な風景、そして想像上の風景を用います。そこで提示される反復のプロセスは、周囲の空間を認識する際の複雑な在り方を強調しています。同じような創造行為を反復することによって、彼はささやかなステップを作り出し、それは時に重厚なものへと姿を変えるのです。鑑賞者は彼の作品を通して時間とプロセスの持続に沈潜し、彼を取り巻く環境を理解しながら、彼という一人の人間、一人のアーティストにとって意義のある格闘に対峙することになるはずです。


山川 順子 個展 「九人の肖像」

会期…2006年11月7日(火)〜11月19日(日)
時間…13:00〜20:00 
休廊日…月曜日
入場無料

クロージング・パーティー…11月18日(土)19:00〜 参加費500円

内容…油絵の肖像を六点展示


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「キャンバス上に線や色を配置する『描く行為』そのものが現れるといい」と彼女は少し恥じらいながら言った。

2004年の個展「美しい、ひと」、そして今回の「九人の肖像」というタイトルが示すとおり、彼女はとても意識的に「人物」を対象として選び続けている。絵を描き始めた頃、自画像として描いた「私」が「私」ではなく「私に似ているもの」であることに気付いた彼女は、「私に似ているもの」つまりは「人の形をしたものすべて」に関心を抱いた。
「人の形をしたもの」を描き続けることで得られるおかしみ。「私に似ているもの」から「私」を消失させ、「誰かに似ているもの」へと変質させ、「誰もいない絵」に仕立て上げる行為。
はたして今回の個展で私たちは、キャンバス上に現れた「描く行為」を見ることができるのだろうか。


[self-produce / 自主個展]

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尾形 明子 個展 「新ペレストロイカ」

会期…2006年10月24日(火)〜11月05日(日)
時間…13:00〜20:00 
休廊…月曜日
入場無料

クロージング・パーティー…11月04日(土)18:00〜 参加費1,000円

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暗がりからの呼びかけ...

白い空間一面を、人髪が禍禍(まがまが)しく覆い、「アナタの髪の毛をください」との言葉が断末魔のように書きなぐられた2003年の『サッフォーの墓』から、大量の海苔によって造形された「洞窟」が、文字通り辺りの空気を一変させながら、その中に投げかけられる視線を怪しく幻惑する昨年の『人間様方』まで、尾形明子は、奇怪で、恐ろしく、異様で、ときおりユーモアを感じさせる作品を発表してきた。「オカルト」や「アングラ」といったステレオタイプな言葉を呼び寄せながらも、そこから身を逸らし、別な想像力を喚起するかのような彼女は、現在、福岡で最も注目される若手アーティストの一人である。先頃行われた、公募展「For Rent For Talent 2」でも、「UFO呼んでます」と人を食ったような言葉と共に展示された巨大なオブジェで様々な反響を巻き起こした。『新ペレストロイカ』と題された新作で、彼女はお高く留まったアートスペースの雰囲気を敢然と変形し、泥を塗る。

尾形 明子
2003 『Tombeu de Sapho』(Kids Gallery,福岡)
2003 『もしもし、針千本飲んだうそつき様方。
    こちら夢の舞踏会(「INNER No. 3」として)』(IAF Shop,福岡)
2004 『非●三原則』(IAF Shop,福岡)
2005 『人間様方』(IAF Shop,福岡)


[self-produce / 自主個展]

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第一回 ジョシ・美 展 〜秋の学園祭バージョン(仮称)〜

会期…2006年10月17日(火)〜10月22日(日)
時間…13:00〜20:00 ※最終日は18時まで
入場無料

※有料イベントあり(500円程度)

企画…オハツ企画
実行委員…tetra girls / route6x6
協力…art space tetra / ミュージアム・シティ・プロジェクト
問合せ…ミヤモト(オハツ企画)
電話・fax 092-282-0553[MCP気付]
メール joshibee1@yahoo.co.jp


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「女性」が表現することについて、性別ジャンルを問わず、楽しみながら体験するフリーアートフェス。

<主な内容>
アンデパンダン展(無審査展示)、アーティスト・トーク、各種パフォーマンス、「女装」パーティ等で構成。

<特徴>
あらゆる性別、ジャンルのかたが参加可能。
※発表時「女性名」を使用
※当日まで参加可能!詳しくはブログ等ご覧ください


専用ブログ  http://joshibee1.exblog.jp/

専用掲示板  http://8705.teacup.com/joshibee1/bbs

※お断り いわゆる既存の、同様の呼び名を持つ大学とは一切関係ありません。


[produce] ohatsu kikaku


鈴木 淳 個展  「だけなんなん 001-200」と「五つの企画展」

会期…2006年9月28日(木)〜10月15日(日)
時間…13:00〜20:00
休廊…月曜 ※10月9日(月)は祝日の為開廊。翌10日(火)を休廊とします。
入場無料

オープニングパーティー…9月30日(土) 19:00〜(参加費 1,000円)


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2000年12月より制作し続け、現在200を数える映像作品の多くは、30秒〜5分程の短編であり、簡素な編集作業を施した断片的な日常風景です。
一つ一つは独立した作品ですが、これらの作品は、いずれも多様な解釈を導き出すものであり、私と日常との関係性を再構築する試みともいえます。全体の タイトル「だけなんなん」(北九州弁で「だから、どうしたの?」の意味)とは、私達と世界とをむすぶ答えのない永遠の問いかけでもあるわけです。な お、200の映像作品は、それぞれ別々のDVDにおさめられ、1作品ずつ閲覧することができます。さらに、作家自身が設定したテーマに基づき、この200作品の中からそれぞれ5作品程度を選び、ささやかな企画展を五つ併設します。


鈴木淳
1962年 北九州生まれ、北九州在住/ Born in Kitakyushu(1962), Lives in Kitakyushu

個展(2006)
「百三十展」 旧百三十銀行ギャラリー(北九州)
「としちゃん-身体としての都市の意識/無意識」 九州日仏学館(福岡)
グループ展(2006)
Asia-Pacific Documentary Film Festival, Asia-Australia Arts Centre,
Sydney Asia Contempraty Art Week 2006 “Fast Futures : Asian Video Art",
American Folk Art Museum, New York ワークショップ / 予定 (2006)
「雪舟への小さな旅」 山口県立美術館(山口)


[director] Shayne Bowden (deterra)
[support] art space tetra

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井上 明子 個展  「もののたとえ」

会期…2006年9月18日(祝)〜09月24日(日)
時間…13:00〜20:00
入場無料

オープニングパーティー…9月18日 16:00〜 (無料)


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あるものを言葉で説明しようとした時に生じるそのものではない感じや浮ついた違和感のようなもの。同タイトルで内容と場所を変化させながら展開していくツアー形式の展示の1回目。

「日常に潜む非日常な瞬間に惹かれシャッターを切る事が多いように思います。」
そう語る井上明子の写真は、日常のささいな風景を切り取りながらも、どこかフィルターのかかったような、どこか遠くのできごとであるかのような雰囲気を持っている。それは自分とそれ以外のものとの距離だ。
「自分とそれ以外との距離感。それは常に感じていて、どんなに近づいても縮まる事のないものなのです。ですから具体的なものを捉えながらどこか漠然としているのだと思います。」
神奈川県在住の彼女が、福岡から出発し、川口(埼玉)、新川(東京)、そしてまた福岡と、変化しながら展開していくツアー形式の展示の第一回。2月に彼女が福岡に戻ってくるとき、その作品にどのような変化が見られるのか、とても楽しみである。


井上明子
1974年 大分生まれ

個展
2004.02 いまわしいなぞらい
2004.10 Sigh
2005.11 それは正しい 正しい
(すべて appel / 経堂)



[self-produce / 自主個展]


Kai Lam 個展 「Hybrid Fighter」

会期…2006年8月9日〜8月20日
時間…13:00〜20:00
休廊…月曜休み
入場無料

パフォーマンス…8月9日 19:00〜(1,000円ドリンク付き)
オープニングパーティー…8月11日 18:00〜(1,000円ドリンク・軽食付き)

キュレーター…遠藤水城
主催…rhythm(http://www.mhtyhr.com/
後援…(財)福岡市文化芸術振興財団

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東南アジア初の大規模なアートの祭典「シンガポール・ビエンナーレ 2006」をこの秋に控え、シンガポールのアートシーンは大きな盛り上がりを見せています。その中でもカイ・ラムは最も注目すべき若手作家の一人です。絵画や映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多様な手法で発表されてきたこれまでの作品は国内外で大きな評価を受けてきました。また、「シンガポール国際パフォーマンスフェスティバル」の主催やアーティストグループ「Artist Village」の代表を務めるなど、オーガナイザーとしても活躍しています。インスタレーションとパフォーマンスで構成される今回の展覧会のために彼は約2週間福岡に滞在します。作品との、そして作家との新鮮な出会いの場に是非立ち会って下さい。

Kai Lam (from Singapore)
http://www.geocities.com/op_out74


實松 亮 個展 「Crossing Breathes」

会期…2006年6月27日(火)〜2006年7月9日(日)
時間…13:00-20:00
休廊…月曜休み
入場無料

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本展覧会は實松亮の新作から構成されるインスタレーション展です。
實松は、これまで写真、ビデオ等の映像を用いたインスタレーションや映像と身体をクロスさせたパフォーマンス等の様々なスタイルによる作品発表を続けてきました。
本展では、タイトルの"Crossing Breathes"の通り、「呼吸による場」という新たなコンセプトを掲げました。これは實松が映像インスタレーションという空間展示による形態から作家活動を始め、やがてはパフォーマンスとい
う祝祭的な場の中に身を投じた経歴が反映されています。

「呼吸による場」とは、例えば「呼吸を合わせる」という言い回しに示されるような、他者と接する時に無意識に相手との距離感やその場の雰囲気を読み解こうする、日本的な作法でもあります。
それは、日常生活の中で我々はダイアローグ(対話)という方法を用いて、時には意見を対立させたり(=呼吸が合わない)、お互いの意見を理解しあったりする(=呼吸を合わせる)場面にも似たものを見い出すことが出来
るでしょう。

本展では映像を通して、複数の声を使ったパフォーマンスによって観客に語りかけます。それは我々に馴染み深い「他者に何かを語り、語られた者はその何かを違う他者に語り継いでいく」ことによって生み出される物語という形式ではありません。
むしろ、言葉にならない語りによる行為がただそこに存在するという、そうした場を体現することが可能であるか、そのような試作として捉えて頂ければ幸いです。

なお、本展の関連企画として、東京からヴォイスパフォーマーの徳久ウィリアム幸太郎を招聘し、實松とのコラボレーションによるパフォーマンス(7/8)等のイベントを行ないます。



【関連イベント】(会場は、全てart space tetra)

實松&ウィリアムのヴォイスデュオ
期日…7月8日(土) 
時間…19:30〜
料金…¥1,500(ドリンク付)

ウィリアム 声のワークショップ(2時間程度)
期日…7月9日(日)
時間…15:00〜
料金…¥1,000

※7/8、9ライブ&ワークショップ通し券 ¥2,000

「アート!とダンス!の果てにあるもの??」〜宮原一枝・實松亮によるトークセッション
期日…7月9日(ワークショップ終了後) 
時間…18:00〜 
料金…¥500(ドリンク付き)


徳久ウィリアム幸太郎
ブラジル生まれ、ロス、香港育ち。高校から日本。
巻上公一のヴォイスパフォーマンス講座に通いつつ、ホーメイとヴォイス、即興に目覚める。
同時期にホーメイを4人で合唱する「倍音S」に参加。
トゥバのホーメイフェスティバルで、倍音Sとして出場し、バンド部門2位をもらう。
倍音Sの2枚のアルバムに参加、以後はソロでの活動をメインに行なう。
現在、今まで培ってきた多様な声の表現活動を武器に、「ノイズ合唱団」の主宰や、坂田明、灰野敬二、桜井真樹子等のジャンルを問わない精力的なステージを披露している 。東京在住

宮原一枝
福岡教育大の大学院で彫刻を学ぶ。同時に大学時代から興味のあったコンテンポラリーダンスにも親しむ。
2000年にダンスユニット「selbst(ゼルプスト= ドイツ語で自分自身のこと)」を率い、福岡市を拠点に活動。ここ数年では、山海塾の舞踏手でもある岩下徹を招き、ワークショップや共同による即興のダンス公演、Japan Contemporary Dance Network(JCDN)主催の「踊りに行くぜ!」などのソロ出演等精力的な活動を行なっている。


[self-produce / 自主個展]
[support] art space tetra


古木 恭子 写真展  「遺影」

会期…2006年5月9日(火)〜2006年5月14日(日)
時間…13:00〜20:00
入場無料

クロージング・パーティー…2006年5月14日(日) 18:00〜 1,000円(ドリンク・軽食付)

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生きる
香りを感じる
音を感じる
光を感じる
迷う
自分を知る

『遺影』と題されたこの写真展は、古木が親しい人々の遺影を一年に一点、 今後五年間渡って撮り継いでいくプロジェクトの第一回にあたります。 やがて訪れる終わりへの準備としての遺影。様々な思いのある人々を撮影する行為に死が意識されるとき、撮影者はどのような眼差しを向けるのか。「写真」や「美術」から遠く離れた彼女が、新緑薫る黄金週間明けの美しい季節に、生と死を見つめる展覧会です。


[Self-Produce / 自主個展]
[DM design] attic associates


Babu 個展 (“one against 4”)

会期…2006年1月29日(日)〜2006年2月5日(日)

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ライブイベント「one against 4」で描き上げた作品を展示。


「Unseen Scenes」

エレーニア・ディペドロ(イタリア)、 カロリーナ・シルヴァ(スペイン)、長坂有希(日本)

会期…2006年1月14日(土)〜2006年1月27日(金)
時間…13:00〜20:00
休廊…月曜

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在CCA北九州に滞在する3人の女性アーティストによるグループ展。「幽霊」をテーマに、目には見えないけれども、そこに存在するもの、をそれぞれが表現する。平面作品、インスタレーション、ヴィデオ作品、パフォーマンスなど様々なかたちで現代美術を楽しめるのもみどころ。とりわけ初日のオープニング・パーティーでエレーニア・ディペドロが制作する氷の階段は、そのときにしか見られない時間限定作品なので是非ご来場を。

CCA北九州 http://www.cca-kitakyushu.org/

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llusoryReason 「a melodic gravitation between Light and Darkness」

2005.11.15(tue)-11.27(sun)

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[curator] Greg Sullivan

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友池理絵 個展  「ちいさなくに」

2005.11.01(tue)-11.13(sun)

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— ちいさなくに — 友池理絵

今回『ちいさなくに』と展示名をつけたのは、日本という意味もすこしはありますが、基本的に国家、のことをさすというよりは、パーソナルなひとの、視野のことをさしています。
ひとのこころのなかの、普段、だれもしることのできない、とまどい、不安、憧憬、希望、などの個人の世界観としての領域をイメージして『ちいさなくに』と名付けました。
理解することが難しい理由で人が死んでいったり、テロなどで不条理な命の奪われ方を人がしていくニュースがとだえることがありません。個人的な理由で孤独感や絶望感からのがれることができず、いきていることにネガティブな気持ちがつきまとっているひともいるでしょう。
『ちいさなくに』展は、たとえなんらかの暗さが支配してしまうようなときでも穏やかな眼差しをむけつづけ、ある種の愛情をもって生きていきたいというわたし自身のささやかな反抗と願いのような展覧会です。


作家プロフィール
友池理絵
1974年 福岡県古賀市生まれ
1998年 九州産業大学芸術学部美術学科卒業
現在 古賀市在住
 
1997年から制作発表をはじめ、個展は今回で5回目。


[Self-Produce / 自主個展]
[DM design] attic associates


“project for actual art 004” - 乃美 希久子 個展

2005.10.8(sat)-10.30(sun)

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[curator] Mizuki Endo (rhythm)
[director] Keiji Tanaka (rhythm)
[DM design] Takaaki Yano (rhythm)

rhythm (http://www.mhtyhr.com/)

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安部 貴住 個展 「CIRCULATE 」

2005.09.13(tue)-10.02(sun)

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取りまく「在る」ものの媒介者として (DMより転載)

空間に散らばって明滅するハンガーに取り付けられたかそけき光は、各々の存在を主張するというよりは、その継起が個々の存在を包括する運動全体のリズムを現前させ(project for actual art 001)、トイレットペーパーによって作られた仮想のシャーレは、微視的な世界への参照によって、瞳と対象の間に横たわる広大で無限の「無視された」ある層の積み重なりを私たちに想起させる(one against 2)。

安部貴住は、大気や温度、生体のリズム(呼吸、脈拍)などの、目には見えないが確かに「在る」ものへと、私たちの注意を向けさせる。通常、目や耳が行う言葉や情報の交換の運動の外にあるその「在る」ものは、それ自体別の運動であって、私たちの生を取り囲み、多大な影響を及ぼしている。その「在る」もののことを、私たちは「自然」や「環境」などと呼び習わしているのかも知れない。安部はその「在る」ものをcirculate(循環する)と動詞で呼び、その存在を解釈するよりも、むしろその運動のただ中に介入し、運動そのものの強度を、目や耳にも感覚させようとする。まるで変種のシャーマンのように。
しかし、このシャーマンは、非文明化社会に多く見受けられるアニミズムに直結するものではない。なぜならこのシャーマンは「在る」ものを言葉として伝える(解釈する)わけではなく、また呪術ではなく近代的なテクノロジーを駆使するからだ。

そして、アニミズムのシャーマンが「在る」ものへの畏怖によって「そうさせられる」のに対し、このシャーマンは「在る」ものの無類の力に魅惑されて「そうする」存在である。物事を切り分け、固定化する言葉を越えて、「在る」ものが圧倒的に「打ちのめす」ところに、このシャーマンは何度も立ち合っている。

しかし、circulateはcircleを源とするから、その巨大な運動には出口がないことも意味するだろう。circulateの媒介者となることで、魅惑されたもの自体がcirculateそのもの似てしまう危険は多大にある。単なる媒介者としてではなく、アーティストとして、制度やルーティンの悪循環を食い破っていくこと。安部の今回のart space tetraでの個展はその試金石になる。


[plan] art space tetra
[DM design] attic associates

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日野 陽太朗 個展(“one against 3”)

06.26(sun)-07.03(sun)
ライブイベント「one against 3」で描き上げた作品を展示。

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“project for actual art 003” - 遠山 裕崇 個展

2005.05.14(sat)-05.29(sun)

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福岡の若手アーティストを紹介していく、rhythm企画のシリーズ。
今回は、昨年 art space tetraと*IAF SHOPで2カ所同時に初個展を行った遠山裕崇が個展を行った。


[curator] Mizuki Endo (rhythm)
[director] Keiji Tanaka (rhythm)
[DM design] Takaaki Yano (rhythm)

rhythm http://www.mhtyhr.com/

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安部 貴住 個展(“one against 2”)

2005.01.22(Sat) - 01.30(sun)

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ライブイベント「one against 2」で制作した作品を展示。


“project for actual art 002” - 日野 陽太朗 個展

2004.11.23-12.12

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福岡を拠点に雑誌の発行や音楽イベント・展覧会などを企画してきた rhythm がプロデュースする「project for actual art」シリーズ・第二弾。この企画は、福岡のアーティストをシリーズで紹介する展覧会。今回は北九州を拠点に絵画を中心とした活動を行うアーティスト・日野陽太朗を紹介。


[curator] Mizuki Endo (rhythm)
[director] Keiji Tanaka (rhythm)
[DM design] Takaaki Yano (rhythm)

rhythm http://www.mhtyhr.com/

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Jayson Oleveria & Jonathan Olazo

2004.11.03-11.20

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<DMより転載>
rhythmでは、フィリピンよりジェイソン・オリベリア、ジョナサン・オラゾという2名の若手アーティストを招待し、アーティスト滞在制作型の展覧会を開催します。

ジェイソン・オリベリアはフィリピン大学美術コースを経て、マニラに設立されたアート・スペース「Big Sky Mind」に参加。今年から始まったアテネオ・アート・アワードで大賞をとるなど期待の若手美術作家です。

ジョナサン・オラゾもフィリピン大学美術コースを卒業後、盛んな活動を展開し、1994年にはその年にフィリピン国内で最も優れた作品を発表したアーティストが選ばれる「13人のアーティスト」賞を受賞しています。

彼らに共通するのは、「美術」というものの根源をしっかりと見据え、身近でありふれた素材を用いて作品を発表している点です。我々が知っている多くのアジアのアーティストは「アジアらしさ」や、その国あるいはその地域の特殊性を意識的に強調しています。私たちrhythmはそういった多文化主義的な潮流、つまり個々の文化の独自性を積極的に前景化する傾向に沿っていないアーティストを招待しました。私たちが考えたいのはむしろもっと根源的な疑問、「アートとは何か(どうあるべきか)」という問いです。この点において彼らは極めて真摯であり、本源的な「アート」の再考を私たちに促すはずです。

私たちは彼らを実際に福岡に招待します。このことは単に彼らの作品および展覧会のみが重要ではないと判断したからです。彼らの話を聞き、コミュニケーションをとることの意義を私たちは強調したいと思います。彼らが何を感じているのか、あるいは彼らにとって「アート」とは何なのか。こういった問いと答えの往復のなかに重要なものが含まれていると私たちは感じています。つまり結果としての作品および展示よりも、彼らが福岡にいて作品を制作するというそのプロセスを共有することが、このプロジェクトの目的になります。そもそも国際理解、国際交流というのは、その国の文化を知識として知ることよりも、実際に人と会うという経験の方が遥かに重要なはずであり、それは美術というフィールドにおいても変わることはありません。

皆様方につきましては、ぜひ会場に足を運び、彼らの作品を鑑賞し、同時に彼らの生の声に耳を傾けて頂くことを私共は切に期待しております。



[curator] Mizuki Endo (rhythm)
[DM design] Takaaki Yano (rhythm)

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山川 順子 個展 「美しい、ひと」

2004.10.12-10.24

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近年、私は<美しい、ひと>をテーマに油絵の制作をしています。今回は、「ねむたいな、」と、睡魔に身をゆだね、眠りについたひとの無防備な指先、閉じた瞼や息づかいなど、夢を見ているのかいないのかさえ知り得ないその眠る姿を、白く淡い空間のなかで溶けあうように描きました。自分ひとりだけの世界である “眠り”についたひとを、私は美しく感じます。私にとって“美しい”とは、(何故、美しいのだろう?)という疑問が生まれるところにあります。約十点展示いたしますので、是非ご来場ください。


[Self-Produce / 自主個展]

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實松 亮 個展  「Po-poMO」

2004.09.11-09.26

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實松 亮(サネマツ アキラ)
ビデオ映像を光学的な原理を用いて造形的に組み込んだ作品から出発し、90年半ばからインスタレーションの中に音も用いた音響的な展開を見せはじめる。 98年に大友良英の「Gronud Zero」のリミックスCD参加、99年パフォーマンスグループ「時々自動」のエキストラ出演、2000年即興のヴォイス・パフォーマンスグループ「Kuu」への参加なども行う。近年は他作家とのコラボレーションによるパフォーマンス等も交え、空間における共時性をテーマに作品活動を展開している。 2003年、拠点を福岡に移転。


[Self-Produce / 自主個展]
[DM design] attic associates

Akira Sanematsu http://www.bx.misty.ne.jp/~sane/


「ふとした情景への疑念」

2004.08.03-08.08

<展覧会DMより抜粋>
モダンが古典となってしまった80年代以降のポストモダニズムの波紋、「モダニズムの後を担うものは何か」という問いかけは時代を揺り動かした。そして、わたしたちは今、21世紀の新たなるスタート地点に立っている。すべての固定概念や既成概念をいちど捨て去り、「空間を考察する実験/日常の異化」をテーマとするプロジェクト実現に、ヒューマンアカデミー福岡校のインテリア専攻2年9名の学生が挑みました。9の空間プロジェクトの中から「ふとした情景への概念」をプロデュースします。


[plan] Human Academy

Human Academy http://haa.athuman.com/


P-Factory <アナタモエガダイスキデス>

2004.07.24-08.01
アーティストグループ・P-Factoryによる平面作品のグループ展。

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P-Factory は、David Dilworth, 河口彩, Jacob Lunderby, Andy Messerschmidt, 中島隆太の5名で構成される。ニューメディア中心に構成される現代美術の流れの中で、あえて「絵画」にこだわり、平面表現の可能性を探ると同時にアートの新たな思想的発展を模索する。今後、各地での展覧会を通して、日常生活レベルからのアートの活性化をも目的としている。
P-Factoryメンバーの一人である河口彩は、以前、共同アトリエ3号倉庫第一期メンバーとして福岡を拠点に活動を行っていた。現在は、ハワイに拠点を移し活動している。


[plan] P-Factory
[support] art space tetra
[DM design] attic associates

P-Factory http://tetra.moonfruit.com/
Kawaguchi Aya http://ayaloha.moonfruit.com/


遠山 裕崇 個展 「deduce in the space」

2004.07.01-07.18

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期待の新人アーティスト・遠山裕崇の初個展。インスタレーション作品を発表予定。同時期にIAF SHOP*にて[ induce at the point ]と題した平面作品の個展も同時開催。

(展覧会キャプションより)
絵画という美術の形式によって与えられる作品の枠組みは、現在においても、その芸術としての価値判断、或いは作品の存在に対する解釈のために必要な概念として機能する。絵画作品の本質として語られることは、視覚において可能となる認識に基づくものであり、その認識を成立させるものが絵画の制作を可能とする。つまり、絵画とはどのようなものであるのか、について論理的な展開を行う必要が絵画制作における態度を決定するといっても、過言ではないだろう。しかし、この場でその論理的な構造について記述することはいささか蛇足となるだろう。

作品が提示される場をどのように規定するのか、作品の存在を可能とする場の存在について、作品が果たしうることがあるのだろうか。芸術とは常にその枠組みを拡張することを目指して発展し、その意志が作品を成立させ、鑑賞者の従属するコンテクストについて働きかけてきたのだといえる。もちろん、作品にとってコンテクストの存在は欠かすことのできないものであり両者は相補的な関係にある。作品の介入が、芸術としての価値について変革を促すことが重要である。

今回の展覧会はIAF shop*とart space tetraでの同時開催となっています。IAF shopではInduce at the pointと題して絵画作品四点を展示し、art space tetraではDeduce at the pointとしてインスタレーションを展開しています。この二つの場所において展開される展示を通して、絵画について言及し、その概念の拡張可能性についての試みを提示する展覧会を意図しています。


[Self-Produce / 自主個展]

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鈴木 淳 個展 「Art Space Suzuki Atsushi (A.S.S.A) 」

2004.06.13-06.26

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鈴木淳は、北九州に拠点を置いて活動するヴィデオ/インスタレーション・アーティストである。彼の作品で用いられるのは日常的な素材、商品、空間である。鈴木は我々が見ているもの、消費しているもの、そして一般的に慣れ親しんでいるものから美的な意識を創造する特異な能力を持っている。鈴木淳は6月12日のone against 1に出演し、インスタレーション作品を作る。その後、13日から26日まで、「art space Suzuki Atsushi (A.S.S.A.)」と題して、彼の作品はart space tetraで展示される。
12日に同じ時間、同じ場所で出演するのはノイズ・ミュージシャンのKAPPAである。KAPPAは福岡の前衛音楽シーンで活躍してきたミュージシャンで、日本中の音楽家やノイズ愛好家からリスペクトされている。約束できるのは彼のone against 1における即興演奏が、鈴木淳のインスタレーション制作におけるダイナミックなサウンドトラックとなるであろうことである。


[director] Shayne Bowden (deterra)
[DM design] attic associates

Atsushi Suzuki http://homepage.mac.com/atsushi33/Menu1.html


“project for actual art 001” - 安部 貴住 個展

2004.04.03-04.24

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福岡を拠点に雑誌の発行や音楽イベント・展覧会などを企画してきた rhythm がプロデュースする「project for actual art」シリーズ・第一弾。この企画は、福岡のアーティストをシリーズで紹介する展覧会。今回は光・音を使った作品を制作するアーティスト・安部貴住を紹介。


[curator] Mizuki Endo (rhythm)
[director] Keiji Tanaka (rhythm)
[DM design] Takaaki Yano (rhythm)

rhythm http://www.mhtyhr.com/

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